原石工房

解説

診断に出てくる、ふるまいの4タイプと、34の原石の説明です。
どれも「そういう傾向がある」という話で、人を決めつけるためのものではありません。

目次

読むところ何を見るか・どの診断で出るか
第1部
ふるまいの4タイプ
人と話すときの、周りから見える動き方(4つ)
診断:ふるまいの4タイプ
第2部
人柄の原石
あなたらしさの土台になっている強み(24)
診断:才能診断
第3部
仕事の原石
仕事の場で出やすい力(10)
診断:才能診断

第1部 ふるまいの4タイプ

人のふるまいを「自分から言うか、聞いてから話すか」と「気持ちを出すか、抑えるか」の2本の軸で見て、4つに分けます。アメリカのメリルとリードがまとめた考え方がもとです。タイプは心の中ではなく、周りから見える動き方で決まります。相手に合わせて動き方を変える力は、どのタイプでも練習で伸ばせます。

4つの位置

自分から言う聞いてから話す
気持ちを出す表現タイプ協調タイプ
気持ちを抑える行動タイプ分析タイプ

ひと目で比べる

表現タイプ行動タイプ協調タイプ分析タイプ
求めるもの人に認められること結果安心正しくあること
決め方直感と、人の反応と、大きな絵で決める。細かいことは決めたあとで詰める。要点だけ聞いて早く決める。危険を取ることをいとわない。周りの意見を集め、みんなが納得してから決める。危険は避ける。調べて比べてから決める。根拠が足りないうちは決めない。
追い込まれたとき相手を責める、言葉が強くなる(攻撃)。一人で決めて押し通す(独裁)。本音を言わずに合わせてしまう(黙従)。黙って距離を取る(回避)。
伸ばす一手確かめること。細部と事実を見直してから動く。聞くこと。決める前に、関わる人の考えを1つ聞く。自分から始めること。「私はこう思う」を先に1つ言う。言い切ること。自分の立場を先に示す。

隣どうし(表で縦か横に並ぶもの)は軸を1本共有していて、その点では話が合いやすいと言われます。斜めの組み合わせは、速さも見るところも反対なので、すれ違いやすいと言われます。

表現タイプExpressive

自分から言う + 気持ちを出す

思ったことも感じたことも、言葉と表情にそのまま出す人。話し好きで、場を明るくする。

求めるもの人に認められること
大事にする向きその場のひらめき
見た目のふるまい話す速さは速め。声に抑揚があり、身ぶりが大きい。話がよく横道にそれる。
決め方直感と、人の反応と、大きな絵で決める。細かいことは決めたあとで詰める。
仕事での強み熱意で人を乗せる。新しいアイデアを出す。初対面の場を温める。
会議では最初に口を開き、案をいくつも出す。話が広がりすぎることがある。
上司としては夢や方向を語って、みんなを乗せる。細かい進み具合の確認は手薄になりやすい。
仲間としては場を盛り上げ、困っている人に声をかける。約束を多めに引き受けがち。
伝え方のくせ話すほうが得意。文章は長くなりやすく、要点が後ろに来る。
響く言葉「面白いね」「それ、いいね」「あなたのおかげ」
避けたい言葉「で、根拠は?」と頭から細部を詰める言い方。話の途中で遮ること。
周りからの誤解目立ちたがり、まとまりがない、約束しすぎる。
追い込まれたとき相手を責める、言葉が強くなる(攻撃)。
伸ばす一手確かめること。細部と事実を見直してから動く。
周りの人へまず話を面白がって聞く。決めたことの細かい点は、あとで文字に残してもらう。
相性行動タイプとは「動きの速さ」が合う。協調タイプとは「人への関心」が合う。分析タイプとは、速さも見るところも反対なので、すれ違いやすい。

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行動タイプDriving

自分から言う + 気持ちを抑える

はっきり、きびきび、力強く物事を進める人。自分から話を切り出し、人を目標へ向かわせる。

求めるもの結果
大事にする向き行動
見た目のふるまい速く、言い切る話し方。表情や身ぶりは少なめ。雑談より締め切り。
決め方要点だけ聞いて早く決める。危険を取ることをいとわない。
仕事での強み物事を動かし始める。決断が速い。先頭に立つ。
会議では議題と結論を先に求める。話が長いといらだつ。
上司としては目標をはっきり示し、任せて結果を見る。部下の気持ちへの目配りは後回しになりやすい。
仲間としては止まっている仕事を引き取り、前に進める。頼み方がぶっきらぼうになりがち。
伝え方のくせ短く、結論だけ。前置きやお礼を省きやすい。
響く言葉「結論から言うと」「選んでください」「任せます」
避けたい言葉結論の見えない長い前置き。決める権利を取り上げる言い方。
周りからの誤解押しが強い、冷たい、人の気持ちに鈍い。
追い込まれたとき一人で決めて押し通す(独裁)。
伸ばす一手聞くこと。決める前に、関わる人の考えを1つ聞く。
周りの人へ結論から短く話す。選べる案を2〜3つ出し、本人に決めてもらう。
相性表現タイプとは「動きの速さ」が合う。分析タイプとは「事実で話す」ところが合う。協調タイプとは、速さも見るところも反対なので、すれ違いやすい。

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協調タイプAmiable

聞いてから話す + 気持ちを出す

人なつこく、支えることが得意な人。相手に多くを求めず、場の和を保つ。

求めるもの安心
大事にする向き人とのつながり
見た目のふるまいゆっくり、やわらかい話し方。用件より先に、相手の様子をたずねる。
決め方周りの意見を集め、みんなが納得してから決める。危険は避ける。
仕事での強み話を聞く。信頼を育てる。チームの空気を整える。
会議では人の意見をよく聞き、まとめ役に回る。自分の反対意見は言い出しにくい。
上司としては一人ひとりを気にかけ、相談しやすい雰囲気をつくる。厳しい判断を先延ばしにしやすい。
仲間としては頼まれごとを快く引き受け、陰で支える。断れずに抱えがち。
伝え方のくせ相手を気づかう言葉が多い。頼みごとが遠回しになり、伝わりにくいことがある。
響く言葉「いつも助かっています」「あなたはどう思う?」「一緒にやろう」
避けたい言葉急かす言葉。人前での強い否定。
周りからの誤解決められない、言いなり、受け身。
追い込まれたとき本音を言わずに合わせてしまう(黙従)。
伸ばす一手自分から始めること。「私はこう思う」を先に1つ言う。
周りの人へ急かさない。本人の意見を名指しでたずねる。気にかけていることを言葉にする。
相性表現タイプとは「人への関心」が合う。分析タイプとは「じっくり進める」ところが合う。行動タイプとは、速さも見るところも反対なので、すれ違いやすい。

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分析タイプAnalytical

聞いてから話す + 気持ちを抑える

物静かで、筋道を大事にし、慎重な人。気持ちより事実とデータを見る。

求めるもの正しくあること
大事にする向き考えること
見た目のふるまいゆっくり、言葉を選ぶ話し方。身ぶりは少ない。時間に正確。
決め方調べて比べてから決める。根拠が足りないうちは決めない。
仕事での強み正確さ、抜けのなさ、計画。
会議では資料を先に読み込み、穴を指摘する。その場での即答は苦手。
上司としては手順と基準をはっきりさせる。ほめ言葉が少なく、冷たく見られやすい。
仲間としては仕事の質を最後まで確かめる。人の雑な仕事が気になる。
伝え方のくせ書くほうが得意。正確だが長く、結論が最後に来やすい。
響く言葉「根拠はこれです」「考える時間をとってください」「正確ですね」
避けたい言葉「とりあえず」「なんとなく」。準備の時間をくれない頼み方。
周りからの誤解よそよそしい、細かい、遅い。
追い込まれたとき黙って距離を取る(回避)。
伸ばす一手言い切ること。自分の立場を先に示す。
周りの人へ根拠と資料をそろえて渡す。考える時間を取る。その場での即答を求めない。
相性行動タイプとは「事実で話す」ところが合う。協調タイプとは「じっくり進める」ところが合う。表現タイプとは、速さも見るところも反対なので、すれ違いやすい。

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第2部 人柄の原石(24)

心理学者ピーターソンとセリグマンが整理した24の強みがもとです。24の強みは、6つのまとまりに分かれます。結果の並びはその人の中での順番で、人と比べた優劣ではありません。下のほうの原石も、無いのではなく、ほかほど前に出ていないだけです。

「行き過ぎると」「足りないと」は、強みは使いすぎても使わなさすぎても裏目に出る、という考え方に沿って書いたものです。

まとまり原石
知恵
考えることで生きる強み
生み出す力 好奇心 見極める力 学ぶ喜び 大局を見る目
勇気
壁があっても進む強み
勇気 やり抜く力 誠実さ 熱意
人間性
人との間で生きる強み
人を想う力 やさしさ 人の心を読む力
正義
集まりの中で生きる強み
力を合わせる心 公平さ まとめる力
節度
行き過ぎを抑える強み
許す心 謙虚さ 慎重さ 自分を律する力
超越
自分より大きなものとつながる強み
美を感じる心 感謝 希望を持つ力 ユーモア 信じる力

知恵考えることで生きる強み

生み出す力Creativity

どんな人か役に立つ、新しい考えや方法を思いつく人。
仕事ではやり方を見直し、改善の案を出す。前例のない仕事で力が出る。
暮らしでは料理や旅の計画にも、自分なりの工夫を入れる。
行き過ぎると案を出すばかりで仕上がらない。うまくいっているものまで変えたがる。
足りないと決まったやり方から出られない。
伸ばす一歩1日1つ、いつものやり方を少し変えてみる。案は出したら1つだけ仕上げまで持っていく。
この原石の人と接するとき案を最後まで聞いてから評価する。「どれから形にする?」と一緒に絞る。
似た原石との違い好奇心は「知りたい」、生み出す力は「作りたい」。
支えやすい仕事の原石思い描く力

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好奇心Curiosity

どんな人か新しい経験を求め、問いを持ち続ける人。
仕事では知らない分野に手を伸ばし、覚えるのが早い。
暮らしでは初めての店、初めての道を選ぶ。
行き過ぎるとあちこちに気が散る。人の事情に踏み込みすぎる。
足りないと退屈しやすく、新しいものに閉じる。
伸ばす一歩気になったことを1つ、その日のうちに調べて人に話す。
この原石の人と接するとき新しい話題や、まだ答えのない問いを渡す。
似た原石との違い学ぶ喜びは「深める」、好奇心は「広げる」。
支えやすい仕事の原石同時に回す力、思い描く力

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見極める力Judgment

どんな人かいろいろな面から、偏らずに考える人。
仕事では慎重に決め、計画の穴に気づく。
暮らしでは大きな買い物の前に、比べて確かめる。
行き過ぎると人や案に厳しくなる。考えすぎて動けない。
足りないと結論に飛びつく。
伸ばす一歩自分と反対の意見を、わざと1つ書き出してから決める。
この原石の人と接するとき材料をそろえて渡し、考える時間をとる。
似た原石との違い慎重さは「危うさを避ける」、見極める力は「正しく判断する」。
支えやすい仕事の原石見通して備える力、考え抜く力

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学ぶ喜びLove of Learning

どんな人か知識や技を深めること自体が楽しい人。
仕事ではいつも腕を磨き、新しい知識を職場に持ち込む。
暮らしでは講座や本で、一つのことを深く学ぶ。
行き過ぎると学ぶことが目的になり、動き出せない。
足りないと学ぶのをやめ、やり方が古くなる。
伸ばす一歩学んだことを、1つだけ誰かに教えるつもりでまとめる。
この原石の人と接するとき学ぶ機会や、教える役を渡す。
似た原石との違い好奇心は「広げる」、学ぶ喜びは「深める」。
支えやすい仕事の原石考え抜く力

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大局を見る目Perspective

どんな人か広い視野から、筋のよい助言ができる人。
仕事では人から相談を受ける。目先と先々のつり合いをとる。
暮らしでは家族や友人の迷いごとを、落ち着いて聞く。
行き過ぎると説教くさくなる。現場から浮く。
足りないと目の前のことしか見えない。
伸ばす一歩助言する前に、相手の話を最後まで聞き、問いで返す。
この原石の人と接するとき迷っていることをそのまま相談する。
似た原石との違い見極める力は「この件を正しく」、大局を見る目は「全体として大事なこと」。
支えやすい仕事の原石形にする力、考え抜く力

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勇気壁があっても進む強み

勇気Bravery

どんな人か怖さがあっても、信じることのために動く人。
仕事では言うべきことを言い、難しい仕事を引き受ける。
暮らしでは理不尽なことに、声を上げる。
行き過ぎると無謀になる。
足りないとぶつかることを避けて引いてしまう。
伸ばす一歩小さく怖いことを1つ、今週やってみる。
この原石の人と接するとき反対意見も歓迎する、と先に伝える。
似た原石との違いやり抜く力は「続ける」、勇気は「踏み出す」。
支えやすい仕事の原石人を動かす力

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やり抜く力Perseverance

どんな人か壁があっても最後までやり通す人。
仕事では始めたことを仕上げる。長い取り組みで頼りになる。
暮らしでは習いごとや運動を、長く続ける。
行き過ぎると見込みのないことでもやめられない。
足りないとすぐあきらめる。
伸ばす一歩大きな目標を小さく区切り、区切りごとに終わった印をつける。
この原石の人と接するとき途中経過を認める。やめどきを一緒に決めておく。
似た原石との違い勇気は「踏み出す」、やり抜く力は「続ける」。
支えやすい仕事の原石形にする力、目標に向かう力、すぐ動く力

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誠実さHonesty

どんな人かありのままの自分を見せ、責任を引き受ける人。
仕事では信頼され、隠しごとをしない。
暮らしでは約束を守り、言ったことを変えない。
行き過ぎると言い方がきつくなる。
足りないと取り繕う、ごまかす。
伸ばす一歩本当のことを、相手が受け取れる言い方で伝える練習をする。
この原石の人と接するとき正直に話す。都合の悪いことも先に伝える。
似た原石との違い公平さは「みんなに同じく」、誠実さは「自分に正直に」。

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熱意Zest

どんな人か元気と熱をもって物事に向かう人。
仕事では周りを引き上げ、始まりの勢いをつくる。
暮らしでは休みの日も、やりたいことで予定が埋まる。
行き過ぎると周りが疲れる。自分も燃え尽きる。
足りないと平板になり、引きこもる。
伸ばす一歩体を動かす時間と、休む時間を、先に予定に入れる。
この原石の人と接するとき始まりの勢いを任せ、休みどきを声かけする。
似た原石との違い希望を持つ力は「先を信じる」、熱意は「いまを生き生きと」。
支えやすい仕事の原石目標に向かう力、すぐ動く力、同時に回す力

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人間性人との間で生きる強み

人を想う力Love

どんな人か近しい人と、深く思い合う関係を持つ人。
仕事では一人ひとりと深いつながりをつくる。
暮らしでは家族や古い友人との時間を大切にする。
行き過ぎると相手に入り込み、境目がなくなる。
足りないと人と距離ができる。
伸ばす一歩大切な人に、ありがとうと思う理由を1つ言葉で伝える。
この原石の人と接するとき用件だけでなく、近況をたずねる。
似た原石との違いやさしさは「誰にでも」、人を想う力は「近しい人と深く」。

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やさしさKindness

どんな人か人を助け、相手の身になり、惜しまず与える人。
仕事では同僚を支え、困っている人に気づく。
暮らしでは近所や知り合いの手伝いを、さっと引き受ける。
行き過ぎると引き受けすぎて、断れない。
足りないと人のことに無関心になる。
伸ばす一歩自分にも同じやさしさを向ける。引き受ける前に、自分の手が空いているかを見る。
この原石の人と接するとき助けてもらったら、具体的にお礼を言う。頼みすぎない。
似た原石との違い人を想う力は「近しい人と深く」、やさしさは「誰にでも」。
支えやすい仕事の原石打ち解ける力

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人の心を読む力Social Intelligence

どんな人か自分と相手の気持ちが分かる人。
仕事では場の空気を読み、相手に合わせた言い方を選ぶ。
暮らしでは初めての集まりでも、居場所をつくれる。
行き過ぎると人の気持ちを読みすぎて疲れる。
足りないと相手のサインに気づかない。
伸ばす一歩読み取った相手の気持ちを、「〜と感じたけれど、合ってる?」と確かめる。
この原石の人と接するとき気持ちを言葉にして伝える。
似た原石との違いやさしさは「助ける」、人の心を読む力は「分かる」。
支えやすい仕事の原石人を動かす力、打ち解ける力

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正義集まりの中で生きる強み

力を合わせる心Teamwork

どんな人か集まりの目標のために、自分の持ち場を果たす人。
仕事では頼れる仲間になる。決まったことを守る。
暮らしでは町内会やPTAなどで、役目を果たす。
行き過ぎると周りに合わせすぎて、自分の声を失う。
足りないと一人で動いてしまう。
伸ばす一歩集まりの中で、自分の意見を1つ言ってみる。
この原石の人と接するとき役割をはっきり渡し、仲間として迎える。
似た原石との違いまとめる力は「率いる」、力を合わせる心は「支える」。

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公平さFairness

どんな人か決まりに沿って、誰にも同じように接する人。
仕事ではえこひいきをしない。評価や分担を公正にする。
暮らしでは家族の中でも、順番や分け方を公平にする。
行き過ぎると杓子定規になる。
足りないと好き嫌いで扱いを変える。
伸ばす一歩決まりを当てはめる前に、その人の事情を1つ聞く。
この原石の人と接するとき決め方の理由を説明する。
似た原石との違い誠実さは「自分に正直に」、公平さは「みんなに同じく」。

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まとめる力Leadership

どんな人か集まりを、気持ちよく目標へ導く人。
仕事では段取りをつけ、人をやる気にさせる。
暮らしでは旅行や集まりの幹事を引き受ける。
行き過ぎると仕切りすぎる。
足りないとまとめ役がいない空白ができる。
伸ばす一歩決める前に全員の意見を一度ずつ聞く。任せる仕事を1つ増やす。
この原石の人と接するときまとめ役を任せ、困ったときは早めに伝える。
似た原石との違い力を合わせる心は「支える」、まとめる力は「率いる」。
支えやすい仕事の原石人を動かす力

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節度行き過ぎを抑える強み

許す心Forgiveness

どんな人か人を許し、もめごとから学ぶ人。
仕事ではこじれた関係を直す。失敗した人にやり直しの機会を渡す。
暮らしではけんかを引きずらない。
行き過ぎるとくり返される害まで見過ごす。
足りないと恨みを引きずる。
伸ばす一歩許すことと、同じことをされない工夫を、分けて考える。
この原石の人と接するとき失敗したら、早めに正直に謝る。
似た原石との違い謙虚さは「自分を下げない・上げない」、許す心は「相手を手放す」。

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謙虚さHumility

どんな人か自分の強みを知りながら、注目を求めない人。
仕事では手柄を人に渡す。人の話をよく聞く。
暮らしでは自慢話をせず、人の話の聞き役に回る。
行き過ぎると自分を下げすぎる。
足りないと自分を売り込みすぎる。
伸ばす一歩自分がやったことを、事実として1つ人に伝える。
この原石の人と接するとき人前より、一対一で具体的にほめる。
似た原石との違い許す心は「相手を手放す」、謙虚さは「自分を大きく見せない」。

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慎重さPrudence

どんな人か先を考え、注意深く動く人。
仕事では失敗を未然に防ぐ。準備が行き届いている。
暮らしでは旅の前に下調べをし、忘れ物がない。
行き過ぎると用心しすぎて動けない、融通がきかない。
足りないと勢いで動く。
伸ばす一歩「ここまで準備したら動く」という線を、先に決めておく。
この原石の人と接するとき急な変更を避け、早めに知らせる。
似た原石との違い見極める力は「正しく判断する」、慎重さは「危うさを避ける」。
支えやすい仕事の原石整える力、見通して備える力

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自分を律する力Self-Regulation

どんな人か気持ちと行いを、自分で整えられる人。
仕事では重圧の中でも落ち着いている。決めた手順を守る。
暮らしでは食事や運動、お金の使い方を、自分で決めて守る。
行き過ぎると自分を抑えすぎて、窮屈になる。
足りないと衝動のままに動く。
伸ばす一歩守る決まりは少なくし、ゆるめる日もあらかじめ決めておく。
この原石の人と接するとき決めたことを尊重し、急な予定変更を頼まない。
似た原石との違いやり抜く力は「続ける」、自分を律する力は「流されない」。
支えやすい仕事の原石すぐ動く力、整える力

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超越自分より大きなものとつながる強み

美を感じる心Appreciation of Beauty & Excellence

どんな人か美しさや、すぐれた腕前に気づき、心を動かされる人。
仕事では質の高さにこだわり、人の良い仕事に気づく。
暮らしでは景色や工芸、音楽に足を止める。
行き過ぎると完璧を求めすぎる。人を見下す。
足りないと質の違いを見過ごす。
伸ばす一歩人の仕事の良かったところを、1つ言葉にして本人に伝える。
この原石の人と接するとき仕上がりの質を大事にしていることを認める。
似た原石との違い感謝は「受け取ったものに」、美を感じる心は「すぐれたものに」心が動く。
支えやすい仕事の原石思い描く力

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感謝Gratitude

どんな人か受け取ったものに気づき、ありがたいと伝える人。
仕事では職場の空気を温かくする。
暮らしでは日々の小さなことに、ありがたさを感じる。
行き過ぎると借りがあると感じすぎる。相手に意見できなくなる。
足りないと何でも当たり前だと思う。
伸ばす一歩寝る前に、その日ありがたかったことを3つ書く。
この原石の人と接するときお礼をきちんと受け取り、返す。
似た原石との違い美を感じる心は「すぐれたものに」、感謝は「受け取ったものに」心が動く。

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希望を持つ力Hope

どんな人か先に良いことがあると信じ、そこへ向けて動く人。
仕事ではつまずいても立ち直り、周りを前に向かせる。
暮らしでは先の楽しみを計画して、それを励みにする。
行き過ぎると根拠のない楽観になる。
足りないと悲観に寄る。
伸ばす一歩望む姿と、そこへの一歩目を、紙に書く。
この原石の人と接するとき先の見通しを一緒に描く。
似た原石との違い熱意は「いまを生き生きと」、希望を持つ力は「先を信じる」。
支えやすい仕事の原石形にする力、目標に向かう力

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ユーモアHumor

どんな人か笑いを見つけ、分け合う人。苦しいときほど。
仕事では張りつめた空気をゆるめる。
暮らしでは家族や友人を笑わせる。
行き過ぎると場違いな冗談になる。
足りないとまじめすぎて、息が詰まる。
伸ばす一歩失敗談を1つ、笑い話として話してみる。
この原石の人と接するとき冗談を受け止める。大事な話の前には、真剣だと伝える。
似た原石との違い熱意は「勢い」、ユーモアは「ゆとり」で場を明るくする。
支えやすい仕事の原石打ち解ける力

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信じる力Spirituality

どんな人か生きる意味や目的を見いだし、自分を超えた大きなものを大切にする人。
仕事では仕事を使命として受け止める。
暮らしでは祈る時間や、神社やお寺に足を運ぶ時間を持つ。
行き過ぎると人に押しつける。目の前の現実から離れる。
足りないと意味を見失う。
伸ばす一歩いまの仕事が、誰の何につながっているかを書き出す。
この原石の人と接するときその人が大事にしていることを尊重する。
似た原石との違い希望を持つ力は「先の良いこと」、信じる力は「生きる意味」を見る。

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第3部 仕事の原石(10)

性格研究で広く使われる「5つの因子」の、細かい尺度から選んだ10の力です。研究では、「頼れる・きちんとしている」ことが仕事の成果全体と、「やり遂げようとする意欲」が決められた仕事の出来と、一番つながっていました。

「支えやすい人柄の原石」は、考え方の上でのつながりです。研究で確かめた数値ではありません。

まとまり原石
動かす
物事を前へ進める力
形にする力 目標に向かう力 すぐ動く力 同時に回す力
整える
仕事の土台を固める力
整える力 見通して備える力
人と
人との間で働く力
人を動かす力 打ち解ける力
考える
頭の中で組み立てる力
考え抜く力 思い描く力

動かす物事を前へ進める力

形にする力Self-Efficacy

どんな人か任されたことや問題を、自分でさばけると感じている人。
仕事では責任を引き受け、仕上げまで持っていく。
向く役割任された仕事を最後まで回す担当。
強すぎると自信が先に立ち、危うさを軽く見る。
弱いとできることでも、自分には無理だと引いてしまう。
伸ばす一歩やり終えた仕事を書き出し、できた証拠を手元にためる。
支えやすい人柄の原石やり抜く力、希望を持つ力、大局を見る目

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目標に向かう力Achievement-Striving

どんな人か高い基準を置き、目標へ向けて力を注ぐ人。
仕事ではよく働き、決められた仕事の出来が良い。(研究で、仕事の出来と一番つながりが強かった力)
向く役割数字や期限のはっきりした仕事。
強すぎると働きすぎ、燃え尽き、人と競いすぎる。
弱いと求められた分だけで止まる。
伸ばす一歩目標に、休む日と、達成を祝う日も書き込む。
支えやすい人柄の原石やり抜く力、熱意、希望を持つ力

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すぐ動く力Self-Discipline

どんな人かやるべきことに、すぐ取りかかり、最後まで続ける人。
仕事では頼んだことが確実に進む。
向く役割期日が多く、こまめな対応が要る仕事。
強すぎると自分にも人にも厳しくなり、休めない。
弱いと取りかかりが遅れ、締め切りに追われる。
伸ばす一歩朝いちばんに、5分で終わる仕事を1つ片づける。
支えやすい人柄の原石自分を律する力、やり抜く力、熱意

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同時に回す力Activity Level

どんな人かいつも忙しく、いろいろなことに手を出している人。
仕事では速さと勢いで、たくさんの仕事を並べて進める。
向く役割いくつもの案件を同時に抱える仕事。
強すぎると落ち着かず、抱えすぎて、休むのが下手になる。
弱いと一度に一つずつしか進まない。
伸ばす一歩抱えている仕事を書き出し、今週やめるものを1つ決める。
支えやすい人柄の原石熱意、好奇心

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整える仕事の土台を固める力

整える力Orderliness

どんな人か整理された状態と、決まった手順を好む人。
仕事ではきちんとした仕組みと、ぶれない進め方をつくる。
向く役割手順づくり、管理、記録の仕事。
強すぎると融通がきかない。乱れに強く反応し、変化に遅れる。
弱いと物や書類が散らかり、探す時間が増える。
伸ばす一歩崩れても困らない場所と、崩さない場所を分けておく。
支えやすい人柄の原石慎重さ、自分を律する力

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見通して備える力Cautiousness

どんな人か動く前に考える人。
仕事では失敗が少なく、慎重に決める。
向く役割点検、品質、危機への備え。
強すぎると遅い、決められない、計画しすぎる。
弱いと勢いで決めて、あとで手戻りが出る。
伸ばす一歩「何が分かれば決めるか」を先に1行で書く。
支えやすい人柄の原石慎重さ、見極める力

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人と人との間で働く力

人を動かす力Assertiveness

どんな人か先頭に立ち、人に働きかける人。
仕事ではまとめ役、営業、交渉で力を出す。
向く役割人を率いる、説得する仕事。
強すぎると場を仕切りすぎ、人の意見を押しのける。
弱いと言うべきことを言えず、人に任せきりになる。
伸ばす一歩会議で、最初の一言を自分から言ってみる。
支えやすい人柄の原石まとめる力、勇気、人の心を読む力

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打ち解ける力Friendliness

どんな人か人の中でくつろぎ、すぐに関係をつくれる人。
仕事では人脈を広げ、お客さまとの関係を育てる。
向く役割接客、営業、人をつなぐ仕事。
強すぎると好かれることを求め、必要な衝突を避ける。
弱いと初めての人との場が負担になる。
伸ばす一歩初めて会った人に、質問を1つしてみる。
支えやすい人柄の原石人の心を読む力、ユーモア、やさしさ

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考える頭の中で組み立てる力

考え抜く力Intellect

どんな人か込み入った考えや、歯ごたえのある資料を楽しめる人。
仕事では問題を解き、学び続ける。
向く役割分析、企画、調査の仕事。
強すぎると理屈が先に立つ。単純な決まり仕事にいらだつ。
弱いと込み入った話を避け、表面で判断する。
伸ばす一歩考えたことを、中学生に分かる言葉で1枚にまとめる。
支えやすい人柄の原石見極める力、学ぶ喜び、大局を見る目

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思い描く力Imagination

どんな人か頭の中で場面を豊かに描き、物思いにふける人。
仕事ではアイデアと、先の姿を描く力になる。
向く役割構想、デザイン、新しい企画の仕事。
強すぎると空想に流れ、現実の段取りから離れる。
弱いと先の姿が描けず、目の前の作業だけになる。
伸ばす一歩思い描いた姿を、3つの手順に分けて書く。
支えやすい人柄の原石生み出す力、好奇心、美を感じる心

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出どころ

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