原石工房

検証の記録

AIが書いた文章は、人間の文章とどこが違うのか。
手元で数えた小さな実験の、方法と数字と限界をここに置きます。
連載やスライドに出す数字の出どころは、すべてこのページです。

最終更新:2026年9月4日。結果が増えるたびに書き足します。下の更新履歴を見てください。

1. 何を比べたか

人間の文章30本と、同じ題・同じ字数でAIに書かせた文章を、1本ずつ対にして数えました。
AIには題と字数だけを渡し、本文も役割も渡していません。APIで呼び、記憶や個人設定の混ざらない状態です。

人間の文章は、noteで2019年以前から書いている普通の人の記事です。
選び方は次の順で、先に決めてから機械で取り、あとから入れ替えていません。

本文は数えるためだけに使い、保存も公開も引用もしていません。使ったのは数字だけです。

2. 何で数えたか

決まった言葉を機械で数え、1,000字あたりに直しました。
文の長さのそろい方は、一文の字数のばらつき(標準偏差を平均で割った値)で、低いほどそろっています。
判定は、30組のうちAIの方が高い組と低い組を数える符号検定です。21組以上なら偶然では5%未満と言えます。

3. 結果(400〜900字、8モデル×30組)

モデル長さの均一さ 人間→AIAIがそろう組強調語 AI指示語 AI(人間4.0)漢語率 AI(人間0.37)語彙の多様さ AIが高い組
gpt-5.6-sol0.60→0.3626/300.584.800.4326/30
gemini-3.8-flash0.60→0.3927/300.004.890.4328/30
claude-sonnet-50.60→0.3727/300.607.450.4418/30
claude-fable-5-10.60→0.4326/300.005.580.3725/30
claude-opus-50.60→0.4326/300.006.250.3525/30
claude-haiku-4-50.60→0.3230/302.386.460.5022/30
gpt-5.6-luna0.60→0.3924/301.254.710.4425/30
gemini-3.1-pro-preview0.60→0.4126/301.125.000.4328/30

「AIがそろう組」=30組のうち、AIの方が文の長さがそろっていた組の数。強調語・指示語・漢語率・語彙の多様さはAI側の中央値。人間側は、強調語0、指示語4.0、漢語率0.37、長さのそろい方0.60。

4. 結果(250字、8モデル×30組)

モデル長さの均一さ 人間→AIAIがそろう組強調語 AI指示語 AI(人間3.8)漢語率 AI(人間0.41)語彙の多様さ AIが高い組一文の字数 AIが短い組
gpt-5.6-sol0.56→0.4223/300.006.120.3928/3019/30
gemini-3.8-flash0.56→0.4323/300.003.900.4229/3014/30
claude-sonnet-50.56→0.3824/300.007.000.3722/3019/30
claude-fable-5-10.56→0.4225/300.005.950.3125/3019/30
claude-opus-50.56→0.4124/300.006.880.3529/3019/30
claude-haiku-4-50.56→0.3524/300.007.780.4816/3021/30
gpt-5.6-luna0.56→0.3526/300.003.740.3722/3016/30
gemini-3.1-pro-preview0.56→0.4025/300.004.720.4029/3014/30

人間側は、200〜400字の記事30本。長さのそろい方0.56、指示語3.8、漢語率0.41。

5. ここから言えること

6. 限界

7. 以前の実験との違い

2026年9月3日の最初の実験では、人間側が書き慣れた論客のブログと随筆と百科事典で、題材も揃っていませんでした。
そこでは強調語と中身のない言葉がAIに多く出ましたが、人間側を普通の人のnoteに替え、題を揃えたら消えました。
崩れたものは崩れたと書き、組み立て直したのがこのページです。

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